悪夢とパーキンソン病パーキンソン病

 

 

悪夢とパーキンソン病について

パーキンソン病とは高齢者の方が悩まされやすい病気の一つで、全身の震えや小刻みな歩行、筋肉の抵抗が強くなって関節を自由に動かせないなど、人によって症状が大きく異なります。

 

場合によっては睡眠中に症状が表れることもあり、寝付きが悪くなったり悪夢でうなされやすくなったりと、パーキンソン病は色々な症状が生じるのです。

 

高齢者の中には、自分で寝返りを打つことができないため、常に介護が必要という場合も十分にあり得ます。

 

連日の悪夢に悩まされ続けているという高齢者で、上記のような症状を伴うのであれば、パーキンソン病を疑った方が良いでしょう。

 

若者にはあまり聞き慣れない病気ですが、脳内に存在するドパミン神経細胞が進行性の変性が大きな原因で、様々な不快な症状が現れるのです。

 

パーキンソン病で悩まされている患者さんのうち、約6割から9割の人が睡眠障害を伴うと言われているので、悪夢を見続けたとしても決して不思議ではないと説明できます。

 

ドパミン神経細胞の変性に伴い、運動を司っている神経ネットワークのバランスが崩れるため、姿勢をバランス良く保つことが難しくなるという方も少なくありません。

 

そして、人の手を借りなければ生活できないということにショックを受け、うつ病や自律神経失調症といった精神疾患を患う方も少なくないのです。

 

悪夢を見やすいというだけでパーキンソン病を疑う必要性は全くないものの、明らかに日常生活に支障を来たしているのであれば、この病気に悩まされている可能性が高くなります。

 

放置して自然に治るような病気ではないため、パーキンソン病は病院で治療をしなければならず、薬物療法が基本です。

 

L-ドパやドパミンアゴニスト、ゾニサミドや抗コリン薬など様々な薬があり、患者さんの症状や年齢に合わせて服用量や薬の種類を変えなければならないので、医師の診察が欠かせないと言えます。

 

そして、薬物による副作用を怖がりすぎず、医師が指示する用法と用量を守って飲むことでパーキンソン病を少しずつ治していくことができるでしょう。

 

しかし、このような抗パーキンソン病薬の副作用により、悪夢を見やすくなるという症状を訴える方がいらっしゃいます。

 

それでも、医師の説明を受けていれば最悪の事態は防げますし、パーキンソン病を放置しても睡眠障害によって悪夢に悩まされるかもしれないので、薬剤の副作用はそこまで気にする必要はないのです。

 

もし、不快な症状が抗パーキンソン病薬で引き起こされたのであれば、自分の判断で対処するのではなく、きちんと医師に診せて指示を仰ぐようにしてください。

 

 


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