悪夢と口呼吸について
「悪夢と口呼吸に関係性はあるのか?」という疑問を抱えている人はいらっしゃるかもしれません。
口呼吸が原因で絶対に悪夢を見やすくなると言い切れるわけではありませんが、睡眠の質が低下する要因にはなります。
イビキをかく人の多くは鼻づまりなどが原因で口呼吸を睡眠中に行っており、その影響で睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなるのです。
眠っている間に呼吸が止まる現象を睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)と呼び、「一晩に30回以上」「1時間当たり5回以上」と定義されております。
鼻で呼吸がしづらく口呼吸になっていると咽頭が狭くなるため上気道が閉塞しやすく、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしやすいのです。
睡眠時無呼吸症候群を発症すれば当然のように浅い眠りになりやすく、悪夢を見やすくなったとしても不思議ではないでしょう。
浅い眠りの時に人間は夢を見やすく、更に精神的なストレスが溜まっていればその夢が悪夢に変わりやすいので、口呼吸が原因で睡眠時無呼吸症候群を発症している人は注意が必要です。
悪夢は病気ではないので自分が辛いと感じなければ無理に改善する必要はないものの、睡眠時無呼吸症候群は違います。
睡眠時無呼吸症候群によって以下のような弊害があるのです。
・気道の狭い部分の粘膜の振動によって大きなイビキが出やすい
・深い睡眠が取りにくくなって熟睡感を得られない
・睡眠時間の減少によって起床時に頭痛が引き起こされる
・睡眠不足によって日中の集中力や記憶力が低下する
・勃起不全(Erectile Dysfunction)が引き起こされやすくなる
上記のように、睡眠時無呼吸症候群の状態が続くことで悪夢を見やすくなるだけではなく、日常生活に様々な支障が生じます。
悪夢を見やすくなるだけならばまだしも、眠りの質の低下による弊害は想像以上に大きいので、口呼吸に陥りやすいアレルギー性鼻炎の人は注意が必要です。
口呼吸が続いていると、細菌の侵入を防げなくなって免疫力が低下したり、成長ホルモンの分泌量が低下したりという弊害があります。
他にも、「虫歯や歯周病を患いやすい」「口臭が酷くなりやすい」「歯並びが悪くなりやすい」「顔が歪む」という症状に悩まされやすいので、口テープ睡眠の使用がおすすめです。
ドラッグストアや通販では口に貼り付けて口呼吸を防ぐテープが販売されており、口テープ睡眠で得られる健康効果は非常に大きいので、実際に試してみてください。