悪夢と不眠症

 

 

悪夢と不眠症について

悪夢の種類は人によってそれぞれで、どのような悪夢だとしてもとにかく不快感が大きく、「また同じような悪夢を見るのではないか?」という恐怖に晒される方は多くなっております。

 

基本的に悪夢といっても夢の一種ではあるので、誰にでも引き起こされる可能性があるものの、不眠症を患っている方はそうでない人と比べて見やすいという特徴があるのです。

 

不眠症は睡眠障害の一つで、悪夢との確かな関係性についてははっきりと解っていないのですが、同時に起こりやすいことは間違いありません。

 

不眠症は眠れないだけの症状だと考えている方が少なくないものの、実は眠りの質が通常の方と比べて大きく異なっております。

 

私たちが眠りに付く際、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰り返されるという特徴がありますが、不眠症になるとこのサイクルが崩れ、夢を見やすいレム睡眠の比率が大きくなるので、悪夢を見やすいというわけです。

 

それに、悪夢による恐怖感で眠りの最中に目覚めてしまい、睡眠中に何度も起きてしまう中途覚醒に悩まされるというパターンもあります。

 

不眠症にしても悪夢にしても、レム睡眠の時間だけでは身体も脳もしっかりと休まることができないため、日中の疲労感に繋がってしまうのです。

 

そこで、不眠症を治しつつ悪夢にも対抗するためには、レム睡眠よりもノンレム睡眠の割合を増やすことが大切で、そのためには睡眠環境を整えることが大事だと言えるでしょう。

 

生活リズムが乱れていると睡眠の質が低下しやすいので、早寝早起きを心掛けていかなければなりませんし、眠りに付く環境も大事なので、温度や湿度を最適な状態にしたり、自分に合った寝具を使ったりといったケアを行う必要があります。

 

また、レム睡眠を減らす方法として睡眠薬の使用が挙げられ、不眠症の治療も薬物療法が中心なので、病院で診察を受けると医師から処方されることが多いのです。

 

一度も睡眠薬を処方したことがないという方は、不安になるかもしれませんが、現在では安全性が高いと言われているベンゾジアゼピン系の睡眠薬が次々と開発されており、睡眠や覚醒に直接関わる部位に作用しないので副作用も少なくなっております。

 

一昔前の睡眠薬は確かに危険というイメージがあったかもしれませんが、医師判断によってあなたに適した薬を処方してくれるはずです。

 

ただし、効果が緩やかな睡眠薬でも薬ということには変わりありませんし、血圧に作用する薬や抗うつ薬といったもので、悪夢を見やすくなるかもしれません。

 

それでも、不眠症を完治できれば以前と比べて良質な睡眠を得られるようになるはずですし、悪夢を見る頻度も少なくなるはずなので、医師の指示の下できちんと治療を行ってください。

 

 


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