悪夢で叫ぶ

 

 

悪夢で叫ぶという方へ

悪夢を見て叫ぶという方や、寝ている最中に急に暴れだすという方は、正常な状態ではないと言えます。

 

確かに、自分が不快だと思う悪夢を見ていると嫌な気分になることは間違いないですし、叫ぶような状態になるかもしれません。

 

しかし、実際に正常な方であれば寝ていれば急に叫ぶことはないですし、起き上がって異常行動に出るということもないのです。

 

自分では異常行動をしていることに気が付かないはずですが、一緒に寝ているベッドパートナーにおかしいと指摘されたことがあり、そのような状態が頻繁に続くようであれば、睡眠障害の可能性があります。

 

睡眠中に叫ぶという行為や、異常行動を伴う場合は、レム睡眠行動障害(RBD)を患っていることが多く、自然に治るような病気ではないので医師の診察を受けて治療を行っていかなければならないのです。

 

レム睡眠中は脳は覚醒状態となっており、夢や悪夢を見やすくなっているものの、身体はしっかりと休んでおります。

 

しかし、レム睡眠行動障害(RBD)で悩まされている方は、夢で見ている内容の通りに身体が動いてしまう病気で、一緒に寝ている人に暴力を振るってしまうというケースも少なくないのです。

 

自分では全く意識がない状態ですし、悪気があってやっているわけではないので、レム睡眠行動障害(RBD)は非常に怖い病気の一つだと言えるでしょう。

 

初期症状では、誰かと喧嘩をしている夢や、何者かに追われているような悪夢を見ることが多く、次第に泣く・笑う・寝言・歯ぎしり・叫ぶなど、起きている状態と同じような行動を伴います。

 

自分には特に影響のない病気なので、一人暮らしの方は放置しても問題はないかもしれませんが、叫ぶような症状が続いていると周りの住人に大きな迷惑が掛かるはずです。

 

それに、一緒に寝ている人がいる場合は、その人に危害を加えてしまう可能性も十分にあるため、きちんとレム睡眠行動障害(RBD)の治療を行わなければなりません。

 

病院を受診すればレム睡眠行動障害(RBD)の治療が可能で、個人の症状によって微妙に異なるものの、基本的にはクロナゼパムという抗てんかん薬を服用していきます。

 

クロナゼパムを1週間程度服用することによって、約8割の患者さんは行動障害が改善されるという効果の高い薬で、引き起こされる頻度もどんどん減少していくのです。

 

ただし、眠気やふらつきといった副作用が引き起こされる薬剤なので、用法と用量に関してはしっかりと医師の指示通りに服用していく必要があります。

 

改善が難しいという病気ではないので、放置せずに病院で治療を行い、睡眠中の叫ぶといった異常行動を改善するようにしてください。

 

 


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